タウポ(2) オラケコラコ Orakei Korako
オラケコラコ(Orakei Korako)はニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で「崇拝する場所」という意味。タウポの北へ車で30分、オハクリ湖の対岸にあります。オハクリ湖を渡る船の料金はチケットに含まれていて、船の出発時間も決まっていません。着いたら出してくれます。
車は町中心のインフォメーションセンター i-site で手配しました。
陽気でタウポ湖に30年住んでるおじさんがドライバーでした。ほかに観光客がいなかったので、貸切状態。
湖を渡る前に、「帰る時対岸のベルを鳴らせば船が迎えに行くよ」と、教えてくれたが、
管理人のおばさんが、「ベルならもうやめたのよ、手を振ってくれれば見えるから」と。
そうしたら、おじさん:「あ、そうか、そうなの?」
おばさん:「しばらく来てくれないんだから」
おじさん:「今来たんじゃないの」
これって内輪喧嘩?
まあいいか。可愛い二人を置いといて、乗船。
2分で対岸に到着。さあ、探検開始!
上陸するとまず目に飛び込んでくるのはこの
レインボーとカスケード段丘 Rainbow and Cascade Terrace
この段丘は西暦131年に起きた大地震によってできた大断層の一つ。その上に60℃の温水(温泉?)が年月をかけて流れ続いた結果、水に含まれるシリカ(二酸化ケイ素)がこのまるで氷河のような結晶を作り出しました。 「断層」ってよくテレビで聞きますが、こうして実際に目にするとは思いませんでした。




金の羊毛段丘 Golden Fleece Terrace
マオリ語で Te Kapua (雲)と呼ばれるもう一つの断層、高さは5mもある。硫黄とシリカが作り出したこの模様がとても美しい。

画家のパレット The Artist's Palette
何百年もかけて地下の熱水がシリカを流し、その透き通った青い池に緑、黄色、オレンジ、茶色の藻が成長して、まるで画家のパレットのようになりました。



泥池 Mud Pools
粘土が地熱で温まれ、泥沼となりました。
形が常に変化するから、同じ風景が二度とないそうです。
ルアタプ洞窟 Ruatapu Cave
さらに奥に進むとハイキングコースが
整備されていて、
ゆっくりまわったら2時間近くかかりました。
ワイファカアタ(水鏡)と呼ばれるこの池、
願い事をすると叶うそうです。
火山の化学成分で水がきれいな
ブルーになっています。
画家のパレットでNZおじさんに手すりに忘れたコートを返したご縁で、ここでまた彼に会いました。「いいだろ!ここで撮れば、最高な一枚ができるのよ」と、高級一眼レフで撮った自慢の一枚を見せてくれました。私たちもデジカメだけど真似してみました。
マオリ族の言葉「崇拝する場所」が語っているように、オラケコラコはとても神秘な谷で、何千年も昔から変わらないままの姿です。 これからも代々受け継がれていくことを願っています。


◇ 豆知識 その三
「ニュージーランド」っていうから、じゃ「ジーランド」はどこだろうという疑問を抱いたKAZUが調べたところ、なんとジーランドはオランダにあるそうです。オランダ人が最初にニュージーランドを発見して、「海の中の新しい国」と名付けたのが名前の由来です。
つづく
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陽気でタウポ湖に30年住んでるおじさんがドライバーでした。ほかに観光客がいなかったので、貸切状態。
湖を渡る前に、「帰る時対岸のベルを鳴らせば船が迎えに行くよ」と、教えてくれたが、
管理人のおばさんが、「ベルならもうやめたのよ、手を振ってくれれば見えるから」と。

おばさん:「しばらく来てくれないんだから」
おじさん:「今来たんじゃないの」
これって内輪喧嘩?
まあいいか。可愛い二人を置いといて、乗船。
2分で対岸に到着。さあ、探検開始!
上陸するとまず目に飛び込んでくるのはこの
レインボーとカスケード段丘 Rainbow and Cascade Terrace
この段丘は西暦131年に起きた大地震によってできた大断層の一つ。その上に60℃の温水(温泉?)が年月をかけて流れ続いた結果、水に含まれるシリカ(二酸化ケイ素)がこのまるで氷河のような結晶を作り出しました。 「断層」ってよくテレビで聞きますが、こうして実際に目にするとは思いませんでした。




金の羊毛段丘 Golden Fleece Terrace
マオリ語で Te Kapua (雲)と呼ばれるもう一つの断層、高さは5mもある。硫黄とシリカが作り出したこの模様がとても美しい。

画家のパレット The Artist's Palette
何百年もかけて地下の熱水がシリカを流し、その透き通った青い池に緑、黄色、オレンジ、茶色の藻が成長して、まるで画家のパレットのようになりました。



泥池 Mud Pools

形が常に変化するから、同じ風景が二度とないそうです。
ルアタプ洞窟 Ruatapu Cave

整備されていて、
ゆっくりまわったら2時間近くかかりました。

ワイファカアタ(水鏡)と呼ばれるこの池、
願い事をすると叶うそうです。
火山の化学成分で水がきれいな
ブルーになっています。

画家のパレットでNZおじさんに手すりに忘れたコートを返したご縁で、ここでまた彼に会いました。「いいだろ!ここで撮れば、最高な一枚ができるのよ」と、高級一眼レフで撮った自慢の一枚を見せてくれました。私たちもデジカメだけど真似してみました。
マオリ族の言葉「崇拝する場所」が語っているように、オラケコラコはとても神秘な谷で、何千年も昔から変わらないままの姿です。 これからも代々受け継がれていくことを願っています。


◇ 豆知識 その三
「ニュージーランド」っていうから、じゃ「ジーランド」はどこだろうという疑問を抱いたKAZUが調べたところ、なんとジーランドはオランダにあるそうです。オランダ人が最初にニュージーランドを発見して、「海の中の新しい国」と名付けたのが名前の由来です。
つづく
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ロトルア(1) 散策
ロトルア(2) ワイオタプ Wai-O-Tapu
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コメント
温泉
Re: 温泉
露天風呂マニア さんへ
こんばんは
確かにこの周辺にはNZ最大の地熱発電所があって、
ちょうど今UPした次の記事に書いたように、
川の脇とかあちこち温泉が出ていますよ。
地元の人たちは水着を着て野天風呂を楽しんでいました。
お風呂と言っても石や木で囲まれたわけでもなく、
川そのものでした。
本当に自然の中での暮らしという感じ。
こんばんは
確かにこの周辺にはNZ最大の地熱発電所があって、
ちょうど今UPした次の記事に書いたように、
川の脇とかあちこち温泉が出ていますよ。
地元の人たちは水着を着て野天風呂を楽しんでいました。
お風呂と言っても石や木で囲まれたわけでもなく、
川そのものでした。
本当に自然の中での暮らしという感じ。
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温泉が豊富に湧出していますね。
どこか適温の場所で湯浴みしてみたいものです~
それにしても画家のパレットの色が凄い。