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記念艦 DD-951 ターナー・ジョイ

シアトルダウンタウンからフェリーで西へ約50分、ブレマートンという美しい港町があります。シアトルを訪れた時に半日時間が空いていたので、行ってみました。
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フェリー乗り場の隣に駆逐艦ターナー・ジョイ(DD-951 USS Turner Joy)が静かに係留されています。 

ジョイはフォレスト・シャーマン級に属する、第二次世界大戦後に建造された、艦砲と魚雷を主武装とする最後の駆逐艦でもあります(その後駆逐艦の兵器はミサイルに変わります)。1959年に就役、1991年04月10日記念艦として寄贈され、処分される運命を免れました。

実はターナー・ジョイはアメリカがベトナム戦争に本格介入したきっかけとなったトンキン湾事件に深く関わっています。
1964年8月2日、3隻の北ベトナム魚雷艇がアメリカの駆逐艦マドックスを攻撃。アメリカは直ちにベトナムに対して、再びこのような事件が起これば「重大な結果を招くだろう」と警告したが、その二日後の8月4日夜、マドックスとともに行動していたターナー・ジョイから、北ベトナムがまた攻撃してきたとの報告を受けました。8月7日、米国上下両院で「トンキン湾決議」が可決され、ベトナム戦争がこのあと一挙に拡大しました。
しかし、実は、この4日夜にターナー・ジョイが報告した北ベトナムの攻撃(所謂第2次トンキン湾事件)はアメリカの捏造だったそうです(1971年ニューヨーク・タイムズ)。

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艦尾の3番砲塔(54口径127mm速射砲)とその下の弾薬庫から砲塔に砲弾を送る揚弾機
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艦首の1番砲塔
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魚雷
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↓航海ブリッジ                  ↓航海長室
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戦闘指揮所 CIC
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ブリッジのすぐ後ろにある艦長の休憩室。艦長室よりこっちのほうがブリッジに近いから艦長がこの休憩室にいる時間が多かったと、退役したおじいさんが教えてくれました。
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こちらは艦長室。ベッド、デスク、応接間、なかなか豪華?
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会議室
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↓士官食堂                    ↓兵士食堂
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厨房
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三段ベッド、ベッドの中は収納になっています。
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数人の退役したおじいさんたちが艦内のメンテに取り掛かっていました。彼らに会う度に当時の艦内の様子と水兵たちの生活について熱心に話してくれました。まるでジョイがまだ現役のままのように、、、
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コメント

歴史を感じます

1964年は東京オリンピックの年で高1でしたね。
ベトナム戦争は当時日本でも話題になり
倫理社会の授業で作文を書かされました。
この駆逐艦が歴史の一端を担っていたんですね。

Re: 歴史を感じます

ばんぶうさん
行く前は私も普通の駆逐艦かなと特に期待はしませんでしたが、
紹介パネルを見て、帰ってからネットで調べたら、
あの歴史の一幕に登場した艦だなと初めて知りました。
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